・6000系(種車:東急6000系[Ⅰ])

1985年に5000系の置き換えを目的に登場しました。5編成の投入予定でしたが、譲受が思うように進まず4両1編成と3両1編成のみが在籍していました。2011年にメンテナンスコスト削減による車種削減のため、3両編成を樽野谷電鉄線に、4両編成をきい鉄道線にそれぞれ譲渡しました。

きい鉄道での運用終了後、稲崎車両区の事業用車に改造され検測や機械の輸送などで活躍していましたが、樽野谷電鉄線の編成改造(2+1両編成化)に伴い4両編成の先頭車を譲渡することとなり、現在は部品取り専用となっています。

 ・7000系(種車:東急7000系[Ⅰ])

言わずと知れた東急産地方譲渡活躍車の代名詞と言える車両で、中島鉄道も2000年から東急電鉄やその譲渡先の各地から寄せ集めました。最大で4両10編成が在籍していましたが、2011年にきい鉄道線との直通運転構想が持ち上がり、きい鉄道線が所有する20m車両では乗降位置の問題で乗り入れできず、乗り入れ用の車両を確保するため、10編成全てをきい鉄道線へ譲渡しました。


・3000系・3100系(種車:南海21000系・22000系)

1993年に、中島鉄道線での優等列車(現在の快速)の本格的な運転開始に伴い2形式4両6編成、2両3編成を南海電鉄から譲渡を受けました。前者は元21000系で丸ズームとも呼ばれ、後者は元22000系で角ズームと呼ばれています。専ら快速列車を中心に運行されましたが、人口増加により混雑が悪化したため、3扉で6両編成の1000系にその座を譲ることになり引退、全編成をきい鉄道線に譲渡しました。

・3400系(元名鉄3400系)

1988年に優等列車の試験的な運行開始に伴い4両2編成を、また2002年にもう1編成を名鉄から譲受しました。いもむしと呼ばれ2011年まで専ら快速列車で運用されていました。運用終了後、先頭車1両が名鉄に里帰りし、残りの2編成は車籍を持たないながら鶴岡車両区で動態保存されています。